行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
菅沼登山口 | - | 7:53 | |
阿弥陀ヶ池 | 9:19 | - | |
奥白根山頂 | 10:37 | 10:49 | |
避難小屋 | 11:27 | - | |
前白根山頂 | 12:13 | 12:18 | |
天狗平 | 12:30 | - | |
日光湯元 | 14:00 | - |
【日光白根山】晴天の登山口、雪降る山頂
山 名 | 日光白根山(2578m) | |
山行日 | 1997年10月12日(日) | |
天 候 | 晴れ、頂上付近は雪 | |
同行者 | いつもの山仲間 | |
歩行時間 | 6時間7分 | |
コース | 菅沼→弥陀ガ池→奥白根山→避難小屋→前白根山→天狗平→ゲレンデ→日光湯元 |
奥白根山々頂
白根温泉からバスで金精峠へ向かう途中、菅沼の少し前から山側の道路端に白いものが目立ちはじめる。「昨夜、雪が降ったようだ」とバスの運転手さんがつぶやく。急ぎ足での冬到来だ。
菅沼の登山口でバスを降りると、登山道の両側のササの上に雪が積もっている。青空の下、紅葉・黄葉に雪の白とみごとに染った沢沿いの林道を行く。
枯れ葉がカラカラと乾いた音を出しながら舞い落ちる樹林の中の道をジグザグに登ると尾根に出る。眼下に菅沼が見える。岩が露出した急斜面や深い樹林の中の雪道を登り弥陀ガ池につく。水面は氷結している。とても寒く、すぐに上着を2枚重ね着る。弥陀ガ池の木道にも雪が積もっていて滑りやすく歩きにくい。
阿弥陀ヶ池
「上は吹雪で、途中から下りてきた」と、悪天候に登頂をあきらめた何組かのパーティーとすれ違う。スタート時の晴天が嘘のようだ。ガスに包まれた頂上への道はガレ状の急斜面に雪が貼り付き非常に滑りやすい。慎重に歩を進め、頂上直下の風の少ないところで後続を待つ。休憩ということでホッとするも、とにかく寒い。ゴアテックの雨具着る。これで持参の服はすべて着たことになる。あまりの好天にセーターも傘も置いてきたのが少し悔やまれる。
頂上手前
岩が積み重なった狭い頂上からの展望はガスのためまったくない。気温は氷点下3度だそうだ。あわただしく集合写真を撮り、早々に下る。少し下って登り返すと、白根神社の祠がある小ピークに出る。岩稜や砂礫の下山道は南斜面のためか幸いに雪はほとんどなくホッとする。
五色沼避難小屋で右に折れ、前白根山に向かう。小屋から少し登ったところで後続を待つもなかなか来ない。右に曲がらずまっすぐに行ってしまったようだ。リーダーが富山サブリーダーに「前白根山で待っててくれ」と告げ、探しに戻る。
火口稜に出ると急に視界が開け、目の前に男体山や中禅寺湖のパノラマが広がる。最高の眺めである。奥白根山頂は相変わらず濃い霧に覆われている。風のない前白根山の手前でリーダーたちを待ちながら、昼食をとる。景色は良いがとにかく寒い。
火口稜より男体山と中禅寺湖を望む
前白根山頂でようやくリーダーが追いついてきたが、高須さんと藤永サブリーダーはまだ見えない。少し下ったところで待つことにする。雪がサラサラと小さな音を立てながら降ってくる。樹林の中の小広場、天狗平を過ぎた辺りで一休み。二人もようやく追いついてきた。
下るにつれ天気は回復。紅葉の盛りである。前方に太郎山が見えはじめ、しばらくするとゲレンデに出る。男体山をバックにした湯の湖が見えると湯元温泉はすぐだった。
湯元へ向かう